告示まであと10日/市長選
保革とも分裂で突入へ
宮古島市長選挙の告示(15日)まで、残り10日となった。保革とも2人ずつが出馬を表明し、互いに分裂の様相で展開されている中、年末年始も互いに主導権争いと勢力拡大を目指した動きが激しく展開された。分裂回避と一本化に向けた調整で大幅に時間を要した今回選挙は超短期決戦で選挙戦に突入する。
今回市長選で保守系は、現職の下地敏彦氏(71)と、前市議会議長の真栄城徳彦氏(67)が立候補を表明している。
一方の革新勢力は、医師の下地晃氏(63)と、前県議の奥平一夫氏(67)が立候補を表明している。
4氏の総決起大会は11~13日の間に実施され、選挙戦本番に向け、各陣営とも勢いを増していく。
それぞれの総決起大会の日程は、下地敏彦氏と奥平一夫氏が11日。下地晃氏は12日。真栄城氏は13日となっている。
場所は奥平氏が、JAおきなわ宮古地区本部ホールで、その他の3人はマティダ市民劇場。
それぞれ開催時間は、下地敏彦氏、下地晃氏が午後6時。奥平氏が午後6時30分。真栄城氏が午後7時となっている。
保革とも、分裂選挙の様相の中で、市議や有力者の態度表明が次々と行われており、年末年始でその支持構図が明確化してきている。
今後の焦点は、自民党県連の推薦を巡り分裂の様相がより混とんとしてきた保守系は、いまだ支持を表明していない公明党の動向となっている。
一方の革新勢力は、安慶田光男副知事が近日中にも来島し、再度一本化に向けた調整に入るとの情報もあり、その判断が注目となっている。