産業・経済
2017年1月5日(木)9:05
平均糖度は14・62度/宮糖伊良部操業1カ月
過去最高水準の品質
宮古製糖伊良部工場の2016-17年期製糖操業は先月31日で開始から1カ月を迎えた。累計の搬入量は1万4318㌧、平均糖度は14・62度と過去最高水準の品質を維持している。1㌧当たりの農家手取額は2万2993円。
同社の31日現在の原料搬入概況によると、基準糖度帯(13・1~14・3度)に達しているサトウキビは全体の92%。このうち58・8%が基準超えという近年にない好成績となっている。
日計の平均糖度は15度を超える日もあり、冷え込みなど今後の気象条件でさらに品質が上昇する公算は大きい。質、量ともに前期作を大きく上回りそうだ。
同工場への今期サトウキビ搬入量は6万3820㌧が見込まれている。
製糖操業は同工場のほか宮糖城辺、同多良間が昨年内に操業を開始。それぞれ豊作が期待される。
ボイラー設備工事を終えた沖縄製糖宮古工場は11日に操業を開始する。搬入見込み量は15万250㌧と4工場で最多。全工場を合わせた今期搬入(生産)見込み量は前期比1万8200㌧増の36万3320㌧。