希望胸に笑顔の門出
624人が大人の第一歩/宮古島市5地区で成人式
宮古島市の成人式が5日、旧市町村5会場で開かれた。今年の新成人は624人で、それぞれの夢や希望を胸に、大人の第一歩を踏み出した。新成人に対して下地敏彦市長は「大きな目標と情熱にあふれる行動力で自らの人生を切り開き、その力で輝かしい未来を創り上げてほしい」と式辞を述べた。それぞれの会場では新成人による決意表明も行われ、故郷に貢献できる人材となることを目指して頑張っていくとの決意が示された。多良間村の成人式は一足早く4日に行われた。
平良地区の成人式はマティダ市民劇場で開かれ、新成人429人が笑顔で大人の仲間入りを果たした。
式典前の会場前では、スマートフォンで歳の記念写真を撮り合う光景が見られた。
男性はスーツや色とりどりのはかまで正装し、女性は華やかな着物姿で会場に訪れ、大人として歩み出した友人たちと近況を報告し合いながら久しぶりの再会を喜んだ。
式典では、みやこ少年少女合唱団が市歌を斉唱したほか、下地市長が「両親をはじめ、多くの出会いに対する感謝の心を忘れずに、周囲の支えがあったことを常に心にとどめて行動してほしい」と式辞で呼び掛けた。
また、市議会の垣花健志副議長もあいさつを行い、新成人のさらなる飛躍に期待を寄せるとともに、社会人として将来、故郷に貢献する気持ちを持つことも求めた。
新成人を代表した決意表明では、佐渡山みなみさんと砂川浩平さんが、高校卒業後、宮古を離れて生活するようになって故郷を思う気持ちがさらに強くなったことを報告しながら、それぞれの分野で地元に貢献できる取り組みを展開することを誓った。
そのほか、式典前のアトラクションでは、新成人の恩師からのメッセージがビデオレターで紹介されたほか、男塾武-Dooが演技を披露し、新成人たちの新たな門出を祝福した。