副市長がラブコール/独陸上選手の五輪合宿で
2020年東京五輪事前合宿地選定のため8日から来島しているドイツ陸上競技連盟ナショナルチーム管理部長のジークフリード・ショーナート氏と代表総監督のイドゥリス・ゴンシンスカ氏が9日、市役所平良庁舎に長濱政治副市長を訪ね今回の視察の感想と市側の受け入れ体制について意見交換した。
長濱政治副市長は、市がスポーツアイランドとして各種取り組みを展開していることや、ドイツ商船ロベルトソン号にまつわるドイツと宮古島の歴史や深い関係性を強調し、宮古島での合宿を要請した。
宮古島の魅力について長濱副市長は「多くの有名アスリートも宮古島で合宿を行っている。皆さんの要望に応えられるよう必要な施設も積極的に整備していきたい」と話した。
ゴンシンスカ氏は「ドイツ陸上にとってオリンピックは最も大切なイベント。そのため合宿地域の設定は重要。さらに陸上チームのアスリート人数は最も多いので全員が同じ場所で合宿できるのが理想だが、難しい面もある。これから視察した地域をしっかり判断したい」と述べた。
長濱副市長は「宮古にはゴルフのチャンピオンコースやダイビングスポットも多い。保養の観点からも魅力はあると思うのでぜひ、来てほしい」と述べた。
今回の視察は県の誘致活動によって実現。ドイツは150人規模の選手団派遣を予定している。
同連盟の2人は5日に沖縄入り。同日に知事を表敬し、6日には国頭村や嘉手納町、沖縄市の陸上競技場を見て回った。7日は石垣市に移動、翌8日午前に同市陸上競技場を視察した。