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産業・経済
2017年1月18日(水)9:03

平均糖度は14・34度/沖縄製糖

操業1週間、高品質を維持


操業開始1週間を迎えた沖縄製糖宮古工場。高い品質を維持している=17日、下地上地

操業開始1週間を迎えた沖縄製糖宮古工場。高い品質を維持している=17日、下地上地

 沖縄製糖宮古工場の2016-17年期製糖操業は17日、開始から1週間を迎えた。これまで1万1021㌧の原料(サトウキビ)を搬入し、平均糖度は14・34度と基準糖度帯(13・1~14・3度)を上回る高品質を維持している。

 沖糖宮古工場は11日に今期の操業を開始した。搬入量は15万250㌧を見込んでおり、3月いっぱいまで操業する予定だ。

 17日現在の搬入概況によると、開始1週間で搬入した原料は手刈りが4874㌧、機械刈りが6147㌧となっている。

 糖度区分別構成比は、基準糖度帯以上の原料が全体の51・82%を占めた。基準糖度帯が35・05%、基準以下は13・13%だった。

 雨の影響で糖度が下がる日もあったが、その後再び上昇。17日の日計平均糖度は14・68度と高かった。

 1㌧当たりの農家平均手取額は2万2881円と高い価格が付いた。

 今期のサトウキビは気象条件に恵まれて順調に生育した。台風被害はほとんどなく、干ばつ被害も限定的だった。生育旺盛期における適度な降雨が増産に拍車を掛けている。

 宮古地区全体の生産見込み量は前期比1万8200㌧増の36万3320㌧。製糖工場(沖糖除く)別搬入見込み量は▽宮糖城辺12万6500㌧▽宮糖伊良部6万3820㌧▽宮糖多良間2万2750㌧-。


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