期日前投票伸びる/市長選
投票率予想にも影響か
今回の市長選挙は保革とも分裂となり、それぞれ複雑な構図が入り乱れて予想しづらい状況となっている。各陣営とも投票率は70%前半を見込み、それに伴った当確ラインも9000票台と見込んでいるが、期日前投票の伸びが良いことから,今後の分析にも影響しそうな状況となってきている。
今回の期日前投票は4日間の合計で7432票。投票行動が行われた2009年(投票率71・20%)の4日間合計6441票に対して991票上回っている。
一方、市議選と同時実施となり投票率が85・86%だった05年市長選の4日間合計7916票に比べては484票少ない。
過去の期日前投票では、後半2日間は2000~2500票程度で推移していることから、このままの勢いを維持すれば1万1600前後となる見込みだ。
05年選挙の最終的な期日前投票数は1万2582票で、09年選挙は1万1121票となっている。
各陣営とも投票率については09年の選挙時を目安としているが、期日前投票に勢いがあることから、投票率の再考もありそうだ。
4陣営とも投票率の向上は、自陣営に有利との判断となっているが,その内容で少し認識に差があるようだ。
ある陣営からは「とにかく期日前投票が伸びればこちらに有利。それがあって全体的に投票率が伸びれば一番良い流れ」と声が聞かれる。
一方で別の陣営は「混迷選挙でなかなか有権者の支持動向が読めない。投票率を含め、この選挙は判断が難しい。確かに期日前は伸びてはいるが,結果的に投票率は%前後で落ち着くと思う」との意見もある。
宮古島地方気象台によると、投開票が行われる22日の天気は曇りで気温はほぼ平年並みの最低16度、最高20度を予想している。