新人、元職5人が政策訴え/市議補欠選
セット戦術、草の根運動展開
市議2人の辞職に伴う宮古島市議会議員の補欠選挙は新人、元職の5人が立候補し混戦模様だ。市長選とのセット戦術を徹底し、相乗効果を狙う候補者、ポイント演説や歩いて支持を訴えながら草の根運動を展開する候補者など、残りわずかとなる選挙戦に全力を挙げている。投票は市長選と同じ22日で、即日開票される。
立候補しているのは届け出順に、新人で会社員の前里光健氏(34)、幸福実現党宮古島市地区代表の宮城隆氏(64)=幸福実現党公認、元市議の下地博盛氏(67)、新人で市民団体「てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会」共同代表の石嶺香織氏(36)、元市職員の砂川和夫氏(62)。
前里氏は、早朝から市長選に立候補している現職の下地敏彦氏とともにJA前交差点で支持を訴え。その後、選挙カーで「若者の声を市政に届ける」と訴えた。
宮城氏は、市内の主要交差点で「自衛隊基地の早期配備」などの政策を訴える街宣活動を展開。平良や伊良部島などで縁のある人たちに清き一票を求めた。
下地氏は、市街地を中心に支持者の自宅を回って名刺などを配布。政策の一つに掲げている「宮古島市の均衡ある発展」を強調しながら支持を訴えた。
石嶺氏は、選挙カーで遊説しながら政策などを訴え。主要交差点では、マイクを握って「ミサイル新基地建設に反対」と有権者に呼び掛けた。
砂川氏は、主要道路で朝立ちし、出勤するドライバーらに手振り活動を展開。親戚や元職場の同僚らに「投票箱のふたが閉まるまで頑張ろう」と確認した。