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政治・行政
2017年1月22日(日)9:35

4陣営が打ち上げ/勝利へ団結


「午後8時の投票箱のふたが閉まるまで気を抜かずに頑張ろう」-。宮古島市長選挙の投票を翌日に控えた21日、各陣営は選挙運動の最後を締めくくる打ち上げ式を平良の主要道路などで行った。寒い中、それぞれの候補者のカラーである鉢巻きを締めた支持者らは、勝利を目指して「ガンバロウ三唱」で気勢を上げた。



市政を市民の手に/奥平一夫さん陣営


市政刷新に向け、支持者と「ガンバロウ三唱」で気勢を上げた奥平さんの打ち上げ式=21日、サンエーショッピングタウン宮古前

市政刷新に向け、支持者と「ガンバロウ三唱」で気勢を上げた奥平さんの打ち上げ式=21日、サンエーショッピングタウン宮古前

奥平一夫さん陣営の打ち上げ式は午後5時からサンエーショッピングタウン宮古前で行われた。市政刷新を求める多くの支持者が結集し、翁長県政と連携し圏域のさらなる発展と平和行政を推し進める奥平新市長誕生に向けて気勢を上げた。


選対本部の岸本邦弘本部長は「この選挙は私たちが守り育ててきた青い空、美しい海を守る選挙。そのためにも自衛隊基地を認めてはいけない。この大切な宝を守り抜くのは奥平さんだけ。この宮古島の未来を託せるのも奥平さんしかない。この島で暮らす人たちが大きな夢を描けるような社会にするためにも翁長県政と一緒に歩むことができる奥平さんを当選させてほしい」と呼び掛けた。


日本共産党宮古郡委員長の上里樹市議は「翁長知事がなぜ今回選挙で奥平さんを支持したのか。それは長年の政治活動への評価と『オール沖縄』をこれまで支えてきた信頼があるから。今回選挙の争点は明確になってきた。平和、命の問題にしっかり取り組んでいけるのは奥平さんだけ。うそ、偽りを重ねてきた現市政を刷新し、市民に開かれた民主的な市政を進められるのも奥平さん。今、情勢は現市長を追いつめて、横一線で並んだ。なんとしても勝ち抜いて今の市政を変えよう」と訴えた。


奥平さんも、集まった支持者と力強く握手をしながら、投票箱のふたが閉まる最後の最後まで戦い抜くことを約束していた。


打ち上げ式前には、市内3カ所から「のぼり」を持った支持者たちが打ち上げ式会場に向けて練り歩いて、奥平市長誕生に向けて市民に支援と協力を呼び掛けた。


最後は「ガンバロウ三唱」を行い、奥平さんの当選に向けて結束を誓い合った。




実績強調、継続へ団結/下地敏彦さん陣営


下地敏彦さんの3選を目指し「ガンバロウ三唱」を行う支持者ら=21日、TUTAYA沖縄宮古島店

下地敏彦さんの3選を目指し「ガンバロウ三唱」を行う支持者ら=21日、TUTAYA沖縄宮古島店

下地敏彦さんの陣営は、午後5時30分ごろから、平良西里の中心地で運動員や支持者らを集めて打ち上げ式を行った。登壇した応援弁士らは、スピーカーのボリュームをいっぱいに上げ、2期8年間の実績を強調。「数々の政策を実現させるには敏彦氏しかいない」と3選を訴えた。下地敏彦さんは「活力ある経済の動きを止めてはいけない」と述べ、市政継続へ協力を求めた。参加者らは「投票箱のふたが閉まるまで気を抜かずに頑張ろう」と気合いを入れた。


マイクを手にした西銘恒三郎衆院議員は「市長は敏彦氏でなければならないという輪が確実に広まっている」と強調。「敏彦氏は誰よりも仕事ができる人。子供たちのこと、お年寄りのこと、宮古島の将来のことをすべてわかっている敏彦氏を自信を持って市長にしてほしい」と訴えた。


自民党県連の島袋大政調会長は「この選挙負けるわけにはいかない。気を抜いたところが負ける」とはっぱを掛けると、宜野湾市の佐喜眞淳市長は「団結した苦労、努力は報われなければならない」と力を込めた。


市議会の棚原芳樹議長は「あと4年間、宮古の未来を託そう」、選対本部の平良幸子女性部長は「敏彦氏を当選させて、明るい輝かしい未来の宮古島にしよう」と呼び掛けた。


応援弁士として来島した山本一太参院議員は、下地氏の政治姿勢や人柄などを紹介。クルーズ船の寄港が増え、観光客70万人超えが期待されていることや、市の成長ランキングが全国第6位であることなどを挙げ「下地市長を3選させ、協力してこの街を前に進めよう」と力説した。


最後は、全員で「ガンバロウ三唱」を行い、下地氏の当選に気持ちを一つにした。




手応え十分「当選だ」/下地晃さん陣営


下地晃さんの当選に向けて「ガンバロウ三唱」で気勢を上げる支持者=21日、平良久貝の選対本部

下地晃さんの当選に向けて「ガンバロウ三唱」で気勢を上げる支持者=21日、平良久貝の選対本部

下地晃さんの打ち上げ式は平良久貝の選対本部前で行われた。共にこの選挙を戦った多くの支持者が結集し、「手応えは十分だ」と気勢を上げ、当選に向けて最後の声を振り絞った。


打ち上げ式は午後6時分ごろ開会。運動を指揮した選対本部長の亀濱玲子県議は「私たちはオール沖縄の選考委で下地晃さんを擁立し、この短期間の選挙戦に取り組んできた。手応えは十分だ」と強調した。その上で「私たちは、政策に誇りを持っている。ここからが勝負だ。下地晃さんという新市長を誕生させるためにも、投票箱のふたが閉まるまで頑張ろう」と最後までの支持を訴えた。


応援で駆け付けた社大党委員長代行の比嘉京子県議は「下地晃さんは素晴らしい候補者だ。当選できる候補と確信を持っている」と主張。「政治は人。人が政治を動かす。もっとクリーンでフェアに。市民に近付いて市政運営ができるのは下地晃さんしかいない」と拳を振り上げた。


選対副本部長の池間豊市議は「アララガマ!」と勢いよく発声。「みんなの表情は自信に満ちているが投票箱のふたが閉まるまでの勝負が一番大事だ。最後まで頑張ろう」と述べた。同じく選対副本部長の川満久雄さんは「市民の手に市政を取り戻す」と誓った。


この後登壇した下地さんは「宮古島を世界に羽ばたく島にする」と決意。併せて支持者に感謝を込めた。


下地さんの長男の陽一さんも壇上に上がり、「良い宮古島にするための政策を実現できるのは私の父しかいない。国際交流センターや給付型奨学金。これを実行できるのは私の父だ」と訴えて拍手を浴びた。
最後は支持者全員でガンバロウ三唱を行い、当選に向けて気勢を上げた。



市変えるかじ取り役に/真栄城徳彦さん陣営


市政刷新を誓い「ガンバロウ三唱」を行う支持者ら=21日、下里北交差点

市政刷新を誓い「ガンバロウ三唱」を行う支持者ら=21日、下里北交差点

真栄城陣営の打ち上げは下里北交差点で行われた。集まった大勢の支持者や、ともに選挙戦を戦ってきた選挙対策本部のスタッフらに向け真栄城徳彦さんは「皆さんの思い、理想、良識が市を変える。私をそのかじ取り役をさせてほしい」などと支持を訴えた。


打ち上げには長濱研三後援会長や真栄城さんを支持する市議で構成する市政刷新議員有志の会の新里聡会長、真栄城さんに推薦状を交付した「宮古島市民の会」の下地常政顧問、公明党宮古支部連合の富永元順市議、県議の座喜味一幸選挙対策本部長らが参加した。


長濱会長は「皆さんの温かい支援で勝利の二文字を勝ち取りたい」、新里会長は「運動を展開してきたが日に日に真栄城コールが高まってきている。今の市政を刷新しないと大変なことになる。真栄城さんに刷新させよう」と語った。


下地顧問は「今回の選挙は腐敗した市政を刷新できるかどうかの重要な選挙。真栄城さんへの支持、支援をお願いしたい」、富永市議は「公明党宮古支部連合は一点のくもりもなく、真栄城さんを市長としてこれからの宮古島を先頭に立って引っ張ってほしい思いで応援をしている。勇気と責任感で頑張る真栄城さんを絶対に落とすことはできない」と支持を呼び掛けた。


座喜味本部長は「8年間ハコモノを作ってきた市長には引退してもらい、真栄城さんを市長に、宮古島の新しい時代の幕開けのリーダーにしよう」と訴えた。


真栄城さんの長男・徳充さんと二男・佑次さんもマイクを握り父への支援を要請したほか、青年部のメンバーが真栄城さんを支持する熱い思いを語った、


最後は全員で「ガンバロウ三唱」を行い、勝利と市政刷新の実現を誓った。



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