前里、石嶺氏に当選証書/市議補欠選
議員活動に意欲
若者の声を市政に反映/前里光健氏
市議会議員補欠選挙でトップ当選を果たした前里光健氏は当選証書を受け取った思いとして「感謝の言葉以上の言葉がないくらいうれしい。これからは市民代表、若者代表として自分の役割を全力で実行するとともに、市民の負託に応えることができるよう自己研さんを積み重ね、市の発展に全力を尽くしたい」と喜びと抱負を語った。
議員として特に取り組みたいこととしては「若者の声を市政に届け、反映させること」を挙げる。「若い人が宮古島に多く住むことができる、子供たちを多く生み、育てることができる環境づくりに取り組み、2世代、3世代が一緒に暮らせる宮古島にしていきたい」との考えを示した。
初議会に向けて準備しておきたいことは「すべて」と話す前里氏。「議会運営や会派など議会に関することを勉強するとともに、議会の場で自分が何をどう発言するのか、詳細な部分まで考えていきたい」との思いを述べた。
陸自計画で地下水審査/石嶺香織氏
宮古島への自衛隊配備に反対する取り組みを行う母親の会「てぃだぬふぁ島の子の平和な未来をつくる会」共同代表で市議会唯一の女性議員となる石嶺香織氏は当選証書を受け「これまで会で議会に対し請願や陳情を行ってきたがなかなか実現しなかったが、これからは対等な立場で議論できるようになることをうれしく思う」と話す。
議会で最も取り上げたいことは陸上自衛隊配備問題という。「今回の市長選では3分の2の人が配備反対や住民投票を検討する考えを示す候補に投票し、今の計画にノーを示した。まずは配備計画が地下水に与える影響を審査する地下水審議会の開催を求めていきたい」との考えを示す。
待機児童対策にも意欲を示す。「娘が待機児童で、選挙運動も子供連れで取り組んできた。保育士や関係者、市の担当部局と意見交換しながら具体的解決策を考えたい。議会傍聴者が託児できるシステムもつくりたい」との思いを語った。