大賞に南小「ごみゼロ作戦」/エコの島コンテスト
投票で市民の意識高まる
エコ活動を一般市民が評価する「エコの島コンテスト」の投票が29日、市中央公民館で行われた。12団体15活動のプレゼンを視聴した市民がお気に入りの活動に投票。その結果、エコの島大賞には南小学校の「ごみゼロ大作戦!」が選ばれた。特別賞となる「ハッピーWAON賞」は宮古島自然クラブの平良航大君と親泊千明さんに贈られた。参加市民はイベントを通してエコ活動の実践を知り、お気に入りを選ぶ投票行為でエコへの意識を深めた。
開会セレモニーで長濱政治副市長は「15活動のエントリーがあった。これだけ多くの団体が日々努力をしている」と感謝。「この活動を多くの市民に知ってもらいたい。それが島の環境美化につながる。参加市民にインパクトを与えることを期待する」と話した。
この後、応募団体がスライドを使ってプレゼンテーションを行った。日ごろの活動の様子を、情熱を込めて分かりやすく伝えた。
宮古総合実業高校は地下水保全そばを紹介。「宮古の海を綺麗にし隊」はSNSを活用して広げたビーチのクリーンアップ活動の様子を詳しく報告した。
大賞の南小は、学校で実践しているクリーンエコ作戦を発表した。学校周辺のごみ拾いに始まり、環境月間に開いた講話、ごみの分別活動に取り組んだことを4年生が報告した。
「一つ拾えば、ひとつだけきれいになる」と、ごみ拾い活動を全校児童に広げた取り組みをまとめて参加市民の高い評価を得た。
発表した6人のうち仲宗根芽依さんは、「大賞なんて信じられない」と驚いた様子。「今のボランティアを続けて、もっともっとごみを減らしたい。自然や環境に悪い影響が出ないように活動を続けます」と笑顔いっぱいの表情で話した。
結果は次の通り。
【特別賞】大賞=南小学校▽ハッピーWAON賞=宮古島自然クラブ
【部門賞】地下水保全部門=宮古総合実業高校▽海辺・海洋保全部門=宮古の海を綺麗にし隊▽資源・エネルギー部門=宮古総合実業高校▽ゴミ・生活環境部門=あけぼの保育園▽学習・普及啓発部門=宮古島海の環境ネットワーク▽生物多様性部門=親泊ファミリー