命名権応募1社のみ/ドーム型施設
選考委経て愛称公表へ
市は「宮古島市スポーツ観光交流拠点施設(全天候型ドーム施設)」への命名権(ネーミングライツ)で、スポンサー企業を公募したが、応募したのはわずか1社だったことが分かった。窓口の市観光商工局では「県内外から4件の問い合わせがあり、当初は反応が良かったが…」と首をかしげている。同施設は4月に供用開始する。
再公募はせず、市は応募のあった1社を来週中にも選考委に諮り、評価基準に基づき審査する方針。
施設の愛称は「宮古島」や「みやこじま」の漢字及びひらがなの文字を入れることになっており、決定すれば今月中旬にも公表する。
同制度は、市が所有する施設の有効活用と、施設維持管理に関する財源確保及び観光振興に寄与することを目的に初めて導入した。
市は年間500万円以上の命名権料と、3年以上5年以内の契約期間を希望している。
自治体のスポーツ、文化施設にネーミングライツ制度を導入するのは全国で増えており、県内では奥武山野球場が「沖縄セルラースタジアム那覇」、沖縄市野球場は「コザしんきんスタジアム」としてそれぞれ命名権を得ている。