キャンプシーズン到来/先陣切り法政大
大学・社会人野球 15チームが来島へ
大学、社会人野球の春季キャンプシーズンが到来した。先陣を切って4日、東京6大学リーグに所属する法政大野球部のメンバー約50人が宮古入りし、早速、市民球場で汗を流した。今春宮古島でキャンプを実施する野球チームは15。市内各球場は練習に励む大学生や社会人でにぎわう。島は2017年の球春を迎えた。
今春来島する大学は法政大のほか東日本国際大、青森大、大谷大、琉球大、国士舘大、関西国際大、平成国際大。社会人はJR東日本や日本通運、JR東日本東北など。山本学園や東海大山形など高校生キャンプも予定されている。
法政大は初めての宮古島キャンプで、10日まで市民球場や城辺球場で練習をする。10日にはJR東日本との練習試合を行う。
法政大野球部を迎える歓迎セレモニーが4日、宮古空港で開かれた。宮古島市スポーツコンベンション推進協議会が主催した。
同協議会の会長を務める長濱政治副市長は「暖かい宮古島でのトレーニングになる。オーバーワークでけがをしないように気を付けてほしい」と温暖な気候を紹介して歓迎。「この宮古島でしっかり練習し、東京6大学リーグを制し、法政大から多くの選手がプロ野球界入りすることを期待している」と激励した。
盛大な歓迎に法政大の森龍馬主将は「宮古島という暖かい環境の中で、1週間良い練習をしたい。6大学野球リーグ優勝、その先にある日本一を目指して頑張りたい」と決意した。
青木久典監督は「とても暖かい」と宮古島の第一印象を語り、「ここで練習ができることにワクワクしている。この環境に体を慣らした上で質の高い練習をしていきたい」と話した。
春季宮古島キャンプは野球に限らず、陸上、トライアスロン、ゴルフなど計40団体が実施する予定。2~3月に集中している。