模範生徒に小數賀さん(佐良浜小6年)ら/教育功労は仲間さん
「教育の日」ちなみ表彰へ/市教育委員会
宮古島市教育委員会は9日、「教育の日」にちなむ模範児童生徒と教育功労者を発表した。模範児童生徒には、佐良浜小6年の小數賀(おすが)うららさん、鏡原中2年の前泊琉愛さん、宮古工業高校1年の川田琉太さんの3人が選ばれた。また、教育功労には伊良部地区の青少年スポーツ振興に大きく貢献したとして仲間稱(となお)さんが選ばれた。今月19日に開催される「市の教育を語る市民大会」で表彰される。
会見で宮國博教育長は「選ばれた皆さんはこれまでの活動が認められての表彰となる。これからも周囲の模範となる取り組みを期待している」と述べた。
この表彰制度は、他の模範となる児童生徒や教育活動で貢献のあった人を表彰し、その活動を支えることで優秀な人材を輩出、育成することなどが狙い。
模範児童生徒の条件は、学校や地域社会で努力している▽社会に奉仕している▽文化、スポーツ面で著しい実績がある-など7項目で審査された。
教育功労は、学校教育実践活動に顕著な功労、功績が認められる者と、教育実践活動に顕著な功績があった学校関係職員などを審査し、表彰している。
小數賀さんは、県内でもトップクラスの優秀な成績であるほか、地域の美化活動や公民館祭りでの学習発表にも積極的に参加するなど、日々努力を重ね多方面で活躍していることが評価された。
前泊さんは、生徒会執行部やバドミントン部の部長としてリーダーシップを発揮しているほか、学習面でも優秀で各種ボランティア活動も先頭に立って積極的に参加していることが認められた。
川田さんは、コンピューター技術者を目指して資格取得講座にも積極的に取り組み、1年生で第一種電気工事士の試験にも合格するなど、将来の夢に向かってまい進していることが評価された。
そのほか、教育功労の仲間さんは、教育活動で地域の代表として活躍しているほか、伊良部地区の児童生徒に野球やバレーボールなどの指導を行い、県PTA連合会から指導者表彰を受けるなど、同地区の青少年スポーツ振興に大きく貢献していることが高く評価された。
今回表彰される4人は、児童生徒の人材育成と教育指導者の資質向上を図ることを目的とした、来年度の「市夢実現助成事業」で助成金の支給対象となる。
4人が表彰される「市の教育を語る市民大会」は19日にマティダ市民劇場で開催され、前全日本女子バレーボールチーム監督の眞鍋政義さんが基調講演を行う。