歴史の節目盛大に祝う/狩俣小
校舎と体育館落成も/130周年記念式典・祝賀会
狩俣小学校創立130周年記念式典・祝賀会が11日、今年完成したばかりの同校体育館で開かれた。学校職員や在校生、卒業生、教育関係者、地域住民など多数が参加し、歴史ある同校の節目を盛大に祝った。創立130周年記念事業への高額寄付者には記念事業推進委員会から感謝状が贈られた。
同校は1886年4月創立で、2016年4月が130周年となるが、老朽化に伴い建て替え工事が行われていた新校舎が15年9月から、新体育館は今年に入ってからの供用開始となったことから、新校舎と新体育館の落成と130周年を併せて祝おうと今回の期日で記念式典と祝賀会が開催された。
式典では記念事業推進委員会の久貝正吉会長が式辞の中で「記念式典が盛大に挙行でき、喜びと感動でいっぱい」との思いを示した上で、「現在では全校児童が33人と小規模校となっているが、この状況の中でも伝統を引き継ぎ、スポーツ、文化面などいろいろな面で力を発揮し、目標達成に向かって努力を重ねている姿には感動させられる」と児童たちをたたえた。
児童会の與儀翔斗会長は「きれいな校舎、立派な体育館と恵まれた環境の中で学習したり運動したりできることに心から感謝したい」などと喜びの言葉を述べた。
記念事業へ高額の寄付を行った11の個人、団体には久貝会長から感謝状が贈られた。感謝状受賞者を代表して同校卒業生であるイクシン・システム・エンジニアの久貝進代表が「130周年という良き日に少しでも役に立てうれしく思う。これからも狩俣小学校が200年、300年と続くことを願っている」とあいさつした。
同校の上里啓美校長は多くの関係者が出席して式典が開催できたことに謝意を述べるとともに「時を超え人は変わっても、狩俣小学校の素晴らしい伝統は地域の人に支えられながらさらに発展していくと確信している」と語った。
式典終了後には祝賀会が開催され、乾杯で130周年の節目を祝ったほか、児童や園児、地域住民らが余興を披露し、会を盛り上げた。
式典で感謝状を受けた高額寄付者は次の通り。
久貝進イクシン・システム・エンジニア代表▽狩俣自治会▽島尻自治会▽前里直也サンライズみやこ社長▽狩俣マッチャーズ▽黒島正夫先嶋建設社長▽新里義一ビラ・かりまた代表社員▽山内聰沖縄広告代表▽仲宗根正治元狩俣小学校長▽在八重山狩俣郷友会▽藤澤雅義アートアベニュー代表▽座馬克成ザプラス代表