「利活用急ぐ必要ある」/鶴保大臣宮古視察
下地島空港で見解
18日から宮古島視察のため来島している鶴保庸介沖縄担当大臣は19日、伊良部大橋や下地島空港、サトウキビ収穫作業、メガソーラー実証研究設備のほか、工事中のスポーツ観光交流拠点施設などを視察し、2日間の日程を終えた。
2日間の宮古島視察について鶴保大臣は「交通の面など離島特有の不利性はあるが、多くの可能性と熱意を感じることができた。今後、私たちとしてもできる限りのことをサポートしたい」と話した。
下地島空港の利活用については「思ったよりも空港の傷みが進んでいると感じた。そんなに時間的余裕があるとは思えない。利活用についてはかなり急いでさまざまな道筋を立てる必要がある。地元の意向を確認しながらできる限りのアドバイスや国としての思いを伝える必要があると感じた」と述べた。
理想的な利活用方法については「まずは維持管理がしっかりできるということが前提。各地方空港が運営で大変な苦しみを感じている中で、下地島空港もそう簡単なことではないと思う。だからといってスタートすることをためらってはいけない。そのためにも早く計画を立ててその方向に沿ってサポートしたい」との見解を示した。
視察の最後は、スポーツ観光交流拠点施設を視察。当局側からの同施設の活用方法や施設概要の説明に聞き入っていた。