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政治・行政
2017年3月1日(水)9:03

屈折はしご付消防車導入/市消防本部

きょうから運用開始


塀を避けて屋上から救助するデモンストレーションで汎用性を展示した=28日、宮古島市消防本部

塀を避けて屋上から救助するデモンストレーションで汎用性を展示した=28日、宮古島市消防本部

 宮古島市消防本部消防署(上原昭宏署長)は28日、はしごの途中から折り曲げることができる「屈折はしご付き消防自動車」を新たに導入したと発表した。新はしご車は1日から運用を開始する。

 新たに導入された車両は、これまでの直進式のはしご車よりもはしご自体は短いが、途中で屈折できるため、電線などの空中障害物や塀などを避けながら消火活動ができる。また、はしごの先端にあるバスケットが、地表よりも6㍍下に降下できるため、橋脚から河川、堤防から海面へなど、水難救助や崖下の救助にも能力を発揮する。

 上原署長は「管内は95%以上が、4階建て以下の建物。ほとんどの建物に対応できる。また、原野や畑の火災が全体の6~7割を占めているほど多い。そのような災害にも対応できる。汎用性が広いので、万が一の災害の時には幅広く対応できる」と述べた。

 1996年に導入された直進式はしご車は安全基準等の理由から、退役する。

 導入されたはしご車の価格は装備品や付属品、積載品を含め1億2517万2000円。


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