仲井真氏、離島振興に全力/県知事選
支持者ら再選へ気勢/宮古支部が総決起大会
28日に投開票が行われる県知事選に立候補している無所属で現職の仲井真弘多氏(71)=自民県連、公明、みんなの党推薦=の後援会・美ら島沖縄県民の会宮古連合支部(支部長・下地敏彦市長)の総決起大会が14日夜、JAおきなわ宮古地区本部大ホールで開かれた。仲井真氏は「離島の振興なくして沖縄の発展はない」と離島振興に積極的に取り組む考えを示し、支援を訴えた。最後は全員によるガンバロウ三唱で再選への思いを一つにした。
盛大な拍手で迎えられた仲井真氏は県立宮古病院について「切り捨てるようななことはない。離島の医療を守ることは当たり前のこと」とした上で「『離島の振興なくして沖縄の発展はない』を信念としている。医療や福祉、子育てなどは本島と同じサービスが提供できるよう頑張りたい」との思いを示した。
米軍普天間飛行場については「名護市長や市民が受け入れない今、県内に受け入れ場所がない」と県外移設を求めていく考えを改めて明言。経済振興策については現在、策定中の沖縄世紀ビジョンを今後1年間かけて完成させたいとの思いを語り、支援を訴えた。
下地市長は「知事の新しいビジョンは離島を重視している。これが実現しないと宮古の活性化は図れない。再選させ、宮古発展のために頑張りたい」、選対本部長を務める座喜味一幸県議は「総合力、行動力、政治力のある仲井真氏に、あと4年知事をやってもらおう」と呼び掛けた。
参院議員の片山さつき氏や島尻安伊子氏、自民党県連の新垣哲司代表、公明党県本部の糸洲朝則代表、下地昌明多良間村長らが激励に駆け付けたほか、最後は全員によるガンバロウ三唱で再選へ向けた気持ちを高めた。