古波蔵組を局長表彰/沖縄総合事務局
地域貢献活動で模範
【那覇支社】沖縄総合事務局(能登靖局長)の2016年度農業農村整備事業優良工事等表彰式が1日、那覇第2地方合同庁舎内で行われ、地域貢献活動部門で宮古島市の古波蔵組(古波蔵太志社長)が局長表彰された
局長表彰は、沖縄総合事務局が発注する農業農村整備事業工事のうち、▽その成果が優秀で他の模範となる▽工事等を実施した事業地区の受益地域内で優れた地域貢献活動を展開したー受注者を毎年度表彰する。
古波蔵組は国営宮古土地改良事業の造成施設(風力発電所、ファームポンド、かんがい施設など)の資源保全活動を11年度から継続して実施している。
古波蔵社長は「社員が会社に提案して行った活動なので、社員と一緒に喜びたい。地域と共に生きる企業を目標にしており、今後も宮古農業の保全活動を通して、地域に貢献していきたい」と話した。
沖縄総合事務局は表彰理由に、「管理施設が宮古島全域で広範囲に点在するため、活動範囲を地域の要望を取り入れて施設管理者(宮古土地改良区)へ提案し、活動箇所を決定したことで、土地改良施設の機能保全の維持や浸透池などへの不法投棄の減少が図られた」ことを挙げている。
また、表彰式では15年度宮古伊良部農業水利事業・伊良部導水路大橋工区(一般部伊良部側)工事の戸田建設九州支店を優良工事部門で局長表彰した。
同工事は国営宮古伊良部農業水利事業で伊良部導水路を伊良部大橋の桁内に添架するため、管の製作や据え付けを行う。表彰理由では「施工管理が優れており、工期内に品質の高い管水路を建設した上で、橋架上での作業の安全面に配慮した創意工夫の提案が多数あり、計画的に実施され無事故で完成させた」としている。