大量の漂着ごみに驚き/サンゴ礁イベント
高野海岸で清掃活動
サンゴ礁ウイークイベント「海LOVEin宮古島2017」(主催・同実行委)が5日、高野海岸で行われた。砂浜には漂着した大量の漁業用ブイやペットボトル、発泡スチロールなどが散乱。想像を超えた大量の漂着ごみに参加者からは「ビックリした」「こんなにあるとは」などの感想が聞かれた。実行委の春川京子委員長は「このイベントはボランティアで個人や団体で海岸清掃している人たちが集まり、掃除とイベントで楽しもうと企画した。海が汚れている現状を知らない人も多いのでこうした活動を通して広げていきたい」と話した。
高野海岸には、海外から流れ着いたと思われる洗剤のプラスチックケースや飲料水のペットボトルなどのほかにも、注射器などもあり参加者たちを驚かせていた。
家族4人で参加した佐々木慧さんと景子さん夫婦は「宮古の海はとてもきれいだが、海岸は汚れていること知って驚いた。夏の海岸で泳ぐ際はいつもきれいなビーチなので、誰かが清掃活動して保たれていることを知ることができて良かった」と話した。
清掃活動の後は、高野漁港でフリーマーケットや高校生によるライブなども行われ、参加者たちは美しさを取り戻した海岸で楽しいひとときを過ごした。
この取り組みは、宮古島の海岸には海流や季節風によって大量の漂着ごみが流れ着いて海が汚れている現状を多くの人に知ってもらい、多くの人が海へ足を運び、いろいろな人たちがボランティアで清掃活動を行っていることを知ってもらうために実施された。