16年度補正予算など可決/市議会3月定例会
付託議案の審査結果を採決
開会中の市議会(棚原芳樹議長)3月定例会は10日、本会議を開き、各常任委員会に付託された12件の議案の審査結果を総務財政、文教社会、経済工務の各委員長が報告した。各委員長は、付託議案は全て原案可決と報告し、採決では11件を全会一致で、2016年度一般会計補正予算は、賛成多数でそれぞれ可決した。
可決した議案は16年度補正予算の一般会計(2億6300万円追加)と、特別会計の▽国民健康保険事業(3億5000万円減額)▽港湾事業(繰越明許費、債務負担行為補正の設定のみ)▽農漁業集落排水事業(1730万円減額)▽公共下水道事業(63万7000円追加)▽介護保険(288万円減額)▽後期高齢者医療(261万円追加)▽土地区画整理事業(6210万円追加)▽新技術実証栽培事業(72万9000円減額)-のほか、水道事業会計補正予算(収益的収入37万5000円減額、同支出万円減額、資本的支出30万円追加)、伊良部漁協地区海業支援施設建築工事(建築)請負契約(契約額2億170万円、契約相手・先嶋建設)▽公有水面埋立承認。
委員長報告で、総務財政委員会の嵩原弘委員長は、16年度市一般会計補正予算の歳出「学校建設費」について、文教社会委員会(佐久本洋介委員長)で審査された伊良部地区小中一貫校整備で、当初予算に含まれていた幼稚園と学校プールを設計から除外したことによる補正減だったことを説明した上で、委員から「学校統廃合は地域にかかわる重要な問題であるため、十分な住民の議論が尽くされていない計画は、立ち止まり議論を深める必要がある」との反対意見があったとし「採決の結果、賛成多数で原案可決された」と述べた。
市教育委員会学校規模適性化対策班によると、幼稚園をつくるか認定こども園にするかは現段階では決まっていない。また、学校プールについては「市民プール」建設の構想を踏まえ、市長部局と調整が必要であることから、それぞれ設計に盛り込むことを一時保留にしているという。
同件については、文教社会委員会の佐久本委員長も同様に議会に報告した。