3年で104世帯増加/生活保護受給
17年度は21億9547万円計上
前年度比2億8624万円増
市議会3月定例会に提案されている2017年度一般会計当初予算案で生活保護扶助費は前年度比2億8624万7000円増の21億9547万円が計上されている。増加理由として福祉部は13日に開かれた市議会文教社会委員会(佐久本洋介委員長)の中で対象世帯の増加を挙げ、3年間で受給世帯が104件増加していることなどを説明した。
宮古島市で生活保護を受けている世帯数と人数は、14年1月末時点で815世帯1078人だったのに対し、15年1月末は859世帯1143人、16年1月末は912世帯1196人、17年1月末が919世帯1212人と年々増加していて、3年間で104世帯134人の増となっている。
委員会の中で豊見山京子福祉部長は増加の理由について「生活保護世帯が増えていて、高齢者の申請も増えているため医療費扶助も増えている」と語った。亀川隆生活福祉課長は14年1月末から17年1月末までの受給世帯・人数の推移を示し、これまでの伸び率を元に、17年度の生活保護扶助費を21億9547万円と算出したことを平良隆氏に対する答弁で説明した。
同委員会では同日、17年度一般会計当初予算案の生活環境部と福祉部所管予算、国民健康保健と後期高齢者医療、介護保険の特別会計予算案などの審査を行った。