社会・全般
2017年3月15日(水)9:01
市議会に苦情電話72件/石嶺市議FB投稿で
市議の石嶺香織氏(36)が自身のフェイスブック(FB)上に「陸上自衛隊が宮古島に来たら、絶対に婦女暴行事件が起こる」などと投稿し、その後削除した件で、市議会事務局には全国から批判の電話が殺到。14日までに72件の苦情が寄せられた。電話のほかファクスやメールでの苦情も届いており、同事務局では「通常業務に支障が出ている」と戸惑いを見せている。
苦情の電話は、石嶺氏が投稿した翌10日に10件。週明けの13日には18件、14日には44件に増えた。
苦情の内容は「職業差別」が圧倒的に多く、中には「夫は自衛隊員で、これまで数々の功績で表彰されたが、それが否定された気がする」「東日本大震災での自衛隊の救援活動を踏みにじるもの」との声もあった。
苦情の電話は県外からが多く、感情が高ぶってか約30分間も話す人や、対応した事務局員に見解を求める電話もあったという。
市議会の棚原芳樹議長は13日午前、石嶺氏に「市議会議員としての立場をわきまえてほしい」などと口頭で厳重注意したという。