無料でネットに接続/フリーWi-Fi開始
西里、市場、下里の3通りで/市が一括交付金で整備
スマートホンやタブレット、パソコンからインターネットに無料接続できる公衆無線LAN「フリーWi-Fi(ワイファイ)」が16日からは西里、市場、下里の中心市街地3通りで利用できるようになった。市が一括交付金を活用して整備したもので、同日午後には市公設市場前でサービス提供開始式が行われ、出席者がWi-Fiを体験した。
同事業はクルーズ船で来島する外国人観光客からWi-Fi環境の整備を求める要望が高かったことなどを踏まえ、多くの観光客が訪れる中心市街地の3通りで整備が実施された。主に屋外での利用を想定し、3通りに計五つのアンテナ機器を設置した。事業費は2118万9600円。
3通りで利用できるWi-Fiのアクセスポイント識別名(SSID)は「Miyakojima-City_Free_Wi-Fi」。スマートホンなどで同Wi-Fiに接続すると利用規約を記載した画面が表示され、「接続開始」ボタンを押すと、自動的に市の公式観光ガイドサイト「宮古島Style」のページへ移動する。1回の接続時間は30分間で、接続回数に制限はない。Wi-Fi利用可能エリアにはステッカーを貼り、観光客らにWi-Fiが利用できることをPRする。
開始式で下地敏彦市長は「今回のWi-Fi整備によって観光客の人たちに気持ち良く島を観光してもらい、宮古島の魅力を国の内外に発信してもらい、さらに多くの観光客の誘客に繋げていきたい」とあいさつした。
市観光商工局観光課の平良和彦課長がサービス概要を説明。参加者たちは自身のスマートホンやタブレットでWi-Fiを利用してのインターネット接続を体験した。