まもる君の石像除幕/安協60周年記念事業
交通安全の啓蒙期待
「宮古島まもる君」石像の除幕式(主催・宮古島地区交通安全協会)が16日、ファーマーズマーケット「あたらす市場」の駐車場で、交通ボランティアらも参加して行われた。この石像は同協会(安協・新里孝行会長)創立60周年記念事業の一環として制作され、この日除幕を迎えた。石像は「あたらす市場」駐車場に、県道78号線(通称・城辺線)に面して設置された。
除幕式で新里会長は「60周年記念事業として昨年から準備してきた。JAおきなわ宮古地区本部の厚意で、ここに設置できた。これからこの『宮古島まもる君石像』は地区の交通安全の啓蒙活動をしてくれると期待している」とあいさつした。
宮古島署の大城辰男署長はこの日の朝、伊良部前里添で発生した飲酒絡みの重傷交通事故に触れ「飲酒絡みと高齢者による事故は多い。交通事故防止の啓発につながってほしい」と期待を寄せた。
敷地を提供したJAおきなわ宮古地区本部の下地保造本部長は「ここは宮古の生産者や消費者が毎日多く来るところ。そして県道78号線沿いに設置され、多くの人がこの石像に接することができる所にあるので、交通事故のない、安全で豊かなまちづくりに貢献すると思う」と述べた。
石像は御影石製で、高さ140㌢、重さ約1㌧。同協会が約60万円の費用を投じて、交通安全の意識高揚と交通事故防止に務め、安全で快適な交通環境の確立を願って製作した。