社会・全般
2017年3月22日(水)9:02
子どもたちがほうき作り/防犯協、警察主催
ススキの穂で昔ながらに
ススキの穂を利用した昔ながらのほうき作りが19日、平良の東川根自治会館で行われた。子供たちが参加し、物の無い時代の先人たちの知恵を改めて認識した。
地域の連帯や自主防犯活動を活発にする「ちゅらゆいづくり推進」の一環。先人たちの知恵を伝えるとともに、物を大切にする心を育むことなどを目的に、宮古島地区防犯協会と宮古島署が主催、防犯指導員や防犯ボランティア員、東川根自治の役員らが指導した。
刈り取ったススキの穂をそろえてひもなどで結わえ、はさみを使って毛先を整えると完成。昔はどこの家にもあり、学校でも掃除用具の一つとして子供たちに冬休みの宿題として与えられていたという。
松川虎太郎君(下地中1年)は「ススキを使ったほうきは初めて作った」と興味津々の様子。防犯協会下地支部長の浜比嘉実さん(59)は「昔は毎年1本は作っていた。手作りの良さを子どもたちにも体験させたい」と話した。