840万人の目標達成へ/県入域観光客
2月は過去最高の64万人
【那覇支社】県の文化観光スポーツ部は22日、2月の入域観光客数は63万7900人で過去最高だったと発表した。昨年4月からの年度累計では799万700人となり、県が今年度の目標とする840万人の達成がほぼ確実となった。外国客の入域は3カ月ぶりに前年を下回った。
2月に入域した観光客の内訳は、国内客が49万3800人(前年同月比4・5%増)、外国客は14万4100人(同3・9%減)だった。
スポーツキャンプ見学など個人旅行が良好で離島路線も好調を維持した国内客は増加したが、香港や中国からの旧正月(春節)旅行需要が1月にシフトした外国客は前年から減少した。
国内客は、東京方面からが万1400人(前年同月比7・1%増)、関西9万7200人(同1・8%増)、福岡6万4900人(同0・6%減)、名古屋4万3600人(同6・3%増)。
外国客は、台湾4万3600人(同37・1%増)、韓国4万5000人(同14・8%増)、中国本土2万9300人(同32・8%減)、香港1万1100人(同20・7%減)だった。
今後の見通しについて県は、各航空会社で国内客の予約状況が好調で、3月には台湾の高雄と那覇を結ぶ航空路線が拡充することなどから順調に推移すると予測している。