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スポーツ
2017年3月30日(木)9:04

手登根君が凱旋帰島/重量挙げ全国大会

「次はインターハイ」


男子105㌔超級で優勝し日本一のタイトルを手に凱旋帰島した手登根君(中央)と渡慶次監督(右から3人目)、セコンドの豊見山君(左から4人目)=29日、宮古空港

男子105㌔超級で優勝し日本一のタイトルを手に凱旋帰島した手登根君(中央)と渡慶次監督(右から3人目)、セコンドの豊見山君(左から4人目)=29日、宮古空港

 重量挙げの第32回全国高校選抜大会(28日、石川県金沢市の市総合体育館)の男子105㌔超級で優勝した手登根武魁(むかい)君(宮高2年)が29日帰島し、学校関係者から盛大に出迎えを受けた。手登根君は「自己新で優勝でき達成感がある。次はインターハイで優勝を目指したい」と抱負を語った。

 大会で手登根君は、6本中5本の試技を成功。スナッチは110㌔、ジャークは138㌔とそれぞれ自己新記録を更新した。

 渡慶次晃監督によると、出場した10人の記録は拮抗(きっこう)しており、最後まで接戦だった。「宮古から全国チャンピオンを出せてうれしい」と喜びを分かち合った。

 出迎えた平良智枝子校長は「優勝したという電話をもらった時はしばらく声が出なかった。日々の練習成果を瞬間に発揮した。次の大会でもぜひ頑張ってほしい」と激励。指導した渡慶次監督には「選手たちの力を引き出した」とたたえた。

 狩俣勝成PTA会長は「これからも切磋琢磨(せっさたくま)してインターハイでも優勝してほしい」と話した。

 手登根君は「接戦でとても緊張したが、自分の試技ができた。日ごろからしっかりと練習し次の大会でも優勝を狙いたい」と語った。宮古に到着する際、機内アナウンスでも紹介され、乗客から祝福の拍手を受けたという。

 今回はセコンドとして参加した宮高ウエートリフティング部の豊見山倫君は「全国レベルを肌で感じた」と成果を話した。

 手登根君は次は県高校総体、九州大会、インターハイに挑む。


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