「目標は優勝」と抱負/全日本トライ宮古島大会
海外招待6選手が来島/本番向け大会ムード高まる
第33回全日本トライアスロン宮古島大会に出場する海外招待選手6人が19日、宮古島に到着した。来島したのはビクトール・アロシュン(ウクライナ)、ダミエン・コリンズ(オーストラリア)、ショウン・ワイリーマン(カナダ)、キャメロン・ブラウン(ニュージーランド)、サイモン・ヤン(ドイツ)とクリスティー・オズボーン(アメリカ)の6選手。いずれも強豪選手で、男子は3連覇に挑む戸原開人選手、女子は前回大会日本人トップの酒井絵美選手との争いが期待される。
アロシュン選手(28)は今大会が3回目の出場。最高順位は31回大会で3位に入っている。「今年は特にスイムを頑張りたい。バイクとランは実際に動いてみないと分からない部分もあるが、1位目指して頑張る」。
今回初来日で初出場のコリンズ選手(27)は「気候もオーストラリアに似ていて、コンディションも良い。海もきれいだし、バイク競技が楽しみ。ラン競技の天気があまり暑くならないことを願っている。3位以内には入るよう頑張りたい」。
ワイリーマン選手(28)は「これまではハーフのトライアスロンに出場していた。ロングのトライアスロンは今回が初めて。カナダは寒いので、大会当日はあまり暑くならないよう願っている。8時間以内のタイムで上位5位に入るよう頑張る」。
ブラウン選手(44)は「日本のレースは1997年に出場したのが最後。今回、参加できて喜んでいる。海もビーチもとてもきれいな島。早く泳いでみたい。ニュージーランドでフルマラソンを2時間分で走っているのでランが自分の強み。総合1位を目指す」。
今回が2回目の出場のヤン選手(30)は「5位以内には入れるよう頑張る。2014年の大会では、得意種目のバイクで飛ばし過ぎて、ランに入ってリタイアした。その経験を糧にして今大会では、バイクを抑え気味にして、3競技全体のバランスが取れたレース展開を目指し、5位以内には入る」。
ロングのトライアスロンに初挑戦するオズボーン選手(34)は「ハワイに住んでいるので、気候も似ている。太陽の強さや暑さには慣れている。ロングは初めてなので、今年は特別な練習をしてきた。予想はできるが、全てが初めての経験。バイクが得意。出場選手は、優秀なプロアスリートなので、同じレースに出られることを光栄に思う。初めてのロングなので、目標順位は分からない」と、それぞれレースへの抱負などを語った。