酒井絵美選手来島/今大会で現役引退へ
ラストレースで優勝を
第33回全日本トライアスロン宮古島大会国内招待選手で過去に女子優勝を3度、経験している酒井絵美選手(群馬)が19日、来島した。今大会を最後として現役引退を表明していて、ラストレースで前人未踏の女子優勝4回を目指す。
精神面での衰えを感じ昨年末に引退を決めたという酒井選手。宮古島大会を最後のレースに選んだ理由を「トライアスロンを始めたいと思うきっかけの大会で、初めてロングディスタンスに参戦した大会だった。思い入れのある一番大好きな大会なので、現役最後のレースは宮古島と前から考えていた」と語る。
2003年に宮古島大会初出場。以来15年間で14回出場し、女子優勝を3度、準優勝を7回経験。初優勝した第22回大会は開催日が自身の誕生日と同じ4月23日だった。そしてラストレースとなる今年も誕生日開催となった。
酒井選手は「宮古島大会は日本では人気ナンバーワン。トライアスリートの誰もが憧れ、出ることを目標にしている。そういう大会に長年出場できたことはすごく光栄。誕生日と引退レースが重なったことも何かの縁かなと感じた」との思いを語るとともに「調子はかなり良い。最後なので今ある力を出し切って終わりたい。目標はもちろん優勝。女子で4回優勝した選手はいないのでそこを狙っている」と意気込みを示す。
宮古島のファンに対しては「毎年、名前を呼んで応援してもらい元気をもらっている。今年は『ワイドー』のほかに『誕生日おめでとう』も言ってもらえるとうれしい」と呼び掛けた。