出場1661人健闘誓う/トライ宮古島大会
JTAドームで初の開会式/戸原「自然、大地走り抜く」
第33回全日本トライアスロン宮古島大会(主催・宮古島市など)の開会式が21日、この春落成したJTAドーム宮古島で開かれ、出場1661人が互いの健闘を誓い合った。前回大会総合優勝者で3連覇が懸かる戸原開人(28)=神奈川=は「長い一日のゴールへとあきらめることなくベストを尽くし、宮古島の美しい海を、大地を、精いっぱい走り抜くことを誓う」と宣誓。全選手を代表して熱いレースを約束した。
レースは23日午前7時号砲。スイム3㌔、バイク157㌔、ラン42・195㌔の計202・195㌔に全選手が挑む。最終の制限時間は午後8時30分。
開会式で、大会長の下地敏彦市長は「古里宮古島に戻ってこられたストロングマンを歓迎する」と主催者の喜びを伝えた。トライアスロンは「スポーツアイランド宮古島の代名詞」とした上で、島に集うアスリートや、ボランティアに取り組む市民に感謝を込めた。
最後に、「思い出に残る感動のゴールを目指してほしい」と激励した。
祝辞で鶴保庸介沖縄・北方担当相(代読)は「過酷なレースだが、宮古島の美しい自然や地域の方々との交流が原動力となり、感動あふれる大会になることを確信している」と述べ、全員の完走を期待した。
また、翁長雄志知事(代読)は「ストロングマンの名にふさわしい卓越した力と技を発揮し、完走を目指してほしい」と述べた。
この後、戸原が「日ごろの厳しい練習の成果を発揮して走る」と選手宣誓。全選手が呼応し、会場は大きな拍手に包まれた。
協賛各社を代表して日本トランスオーシャン航空の丸川潔社長が乾杯の音頭を取り、「当日は最高のコンディションに恵まれ、皆さんの最高のパフォーマンスで大会が盛り上がることを祈念する」と述べた。
開会式後はワイドーパーティーが開かれた。選手たちは郷土料理や音楽ライブを楽しみながら交流。それぞれレース当日に向けて英気を養っていた。
今大会には国内都道府県から1540人(うち地元宮古島市は人)が出場する。海外16カ国・地域からの121人を含む1661人が限界レースに挑む。