知念六段が第2期名人/第一ホテル杯宮古囲碁名人戦
決定戦で池間六段破る
8人が総当たりした宮古第一ホテル杯第2期宮古囲碁名人戦(主催・日本棋院平良支部、協賛・宮古第一ホテル、後援・宮古毎日新聞社)の決勝リーグは14日終了し、知念一将六段が初優勝した。プレーオフで池間博美六段を破った。知念六段(6勝1敗)、池間六段(同)、野原常彰六段(4勝3敗)、知念正夫六段(同)の上位4人は、リーグ残留を決めた。
7日の第1週では知念六段が4勝し、池間六段が3勝1敗で追う展開となった。両者の直接対決は池間六段が勝ち、この時点で5勝1敗の同率。全7局を終えても両者は6勝1敗で並び、プレーオフにもつれ込んだ。
優勝を決める大一番は、知念六段の黒番。白番の池間六段は、3隅を占め地合で先行、黒は模様で対抗した。その後、攻防を尽くした碁はヨセ勝負となり、黒番の知念六段が3目半差で逃げ切った。
知念六段は「仲間勝之六段との最終戦は、相手のミスで勝たせてもらった。プレーオフまで進めたのは運が良かった」と感想。今後に向けては「まだ達成していない宮古本因坊戦と、県大会優勝を目指したい」と抱負を語った。