11/22
2024
Fri
旧暦:10月22日 先勝 庚 小雪
政治・行政 社会・全般
2017年4月27日(木)9:07

イノシシ駆除、初日不発/宮古島市、猟友会

悪天候で視界不良/複数頭の生息確認


イノシシの駆除に繰り出す猟友会のメンバー。40人態勢で駆除に当たった=26日、城辺長北

イノシシの駆除に繰り出す猟友会のメンバー。40人態勢で駆除に当たった=26日、城辺長北

 宮古島市は26日、有害鳥獣駆除を実施した。城辺長間~浦底地区の北海岸を中心にイノシシの猟銃駆除に当たったが、終日の風雨で視界が悪く、初日は不発に終わった。ただ、イノシシとみられる個体を複数頭目視しており、一帯に生息していることを確認した。猟銃駆除は27日も行う。

 午前7時から駆除作業を始めた。市の職員25人と県猟友会石垣、竹富両地区のメンバー15人の計40人態勢で取り掛かった。

 現場に着くと、駆除指定区域に狩猟犬を放った。イノシシを追い詰めて猟銃で仕留める作戦だ。

 ほどなくして狩猟犬が追い回している様子を確認したが、雨風の影響で視界や音が遮られ、猟友会会員が撃つ散弾が命中することはなかった。ただ、狩猟犬がイノシシ1頭をかみ殺したという情報はある。

 初日は駆除することができなかったが、子連れの個体を含めて複数頭を目視しており、イノシシとみられる個体が生息していることは確認することができた。

 市農政課の松原直樹課長は「結果はゼロ。雨の影響で視界が遮られたほか、風が強く、逃げるイノシシの位置を音で確認することが困難だった」と初日を振り返った。その上で「子連れの個体が歩いているのを目視している。猟友会の話ではかなりの頭数がいることも否定できない」とした。

 27日の駆除は「天候が気になるが、きょうと同じように万全な態勢で駆除に当たりたい」と引き締めた。

 27日も長間~浦底の北海岸一帯で駆除を行う。市は指定区域周辺の住民に対し注意を呼び掛けている。

 猟銃駆除は前年度から実施している。昨年6月に駆除した検体はDNA鑑定の結果、イノシシであることが判明。市は、繁殖している可能性もあるとみて危機感を強めている。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月22日(金)9:00
9:00

宿泊税、県民にも課税へ

県検討委、税率2%で上限設定   【那覇支社】宿泊税の導入に向けた第3回観光目的税の導入施行に関する検討委員会が20日、県庁で開催され、税率2%で上限を2000円とし、県民にも課税する方針を確認した。離島住民が観光目的でなく宿泊するケースについては、…

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!