消防活動に協力/市消防本部が感謝状贈る
消火活動で仲村さんら
市消防本部の砂川享一消防長は15日、佐良浜で初期消火・消火活動に協力した池間添自治会長の仲村淳さん(66)ら12人に感謝状と楯を贈った。
仲村さんらは、今年10月15日午前3時23分ごろ、池間添集落内で発生した建物火災で、地域住民と連携し危険を顧みず消火活動に取り組んだ。
贈呈式で砂川消防長は「住宅密集地で火災発生の際は、延焼拡大の防止に活動し、大変感謝している。今後とも消防行政に協力してほしい」と述べた。
仲村さんは「住宅密集地は、消防車が入れない。消火ホースをセッティングして消火活動を行った。市消防本部伊良部出張所の消防車は、通報した私より先に現場に到着していた。的確に火災現場を教えれば、消防車がすぐ火災現場に来るということを知った」と語った。
この日は仲村さんら5人が出席し、7人は諸事情で欠席した。
感謝状が贈られたのは次の皆さん。(敬称略)
仲村淳▽仲村司▽長間斉▽川満幸栄▽川満洋子▽仲原とみえ▽仲原一敬▽仲間定雄▽前泊旨暹▽伊良波宏紀▽池間幸子▽上地秀子
人命救助で桃原さんら
また同本部は15日午後、11月に発生した車両火災で人命救助に貢献した桃原美智子さんと池間巌さんに感謝状を贈った。砂川享一消防長は「被害の軽減という意味でも大きな貢献」と話し、2人の行動に感謝した。
車両火災は11月2日午後10時ごろに城辺長間地区で発生。道路脇の畑に突っ込んだ車両の火災を発見した桃原さんと池間さんが、協力して車両の近くにいた人を救助し、消防に適切な通報を行った。
感謝状の贈呈式は消防本部で行われ、出席した桃原さんに砂川消防長から感謝状が贈られた。桃原さんは「適切な行動として表彰されたことにびっくりしています」と謙虚に話しながら、「今後も適切な行動を心掛けていきたい」と話した。