佐良浜中が優勝/全沖縄バレー大会
4年ぶり8回目
【那覇支社】第57回全沖縄中学校バレーボール大会は29日、西原町民体育館で準決勝と決勝が行われ、佐良浜が4年ぶり8回目の優勝を果たした。2月に行われた九州中学校選抜優勝大会県大会に続く快挙となる。
佐良浜は準決勝戦で小禄と対戦。第1セットを23-25で落としたが、第2セットを25-16で奪い返した。第3セットは息詰まる接戦となったが25-23で逃げ切り、セットカウント2-1で小禄を下した。
伊平屋との決勝第1セットは、佐良浜が先行すると伊平屋もすぐに点を取り返す展開で始まった。しかし中盤以降に佐良浜が次第に差をつけ、このセットを25-18で制した。勢いに乗った佐良浜は、続く第2セットを危なげない試合運びで25-14で連取し、優勝を決めた。
佐良浜の國吉勇多監督は「今日は小禄戦が一番の山。事実上の決勝戦だった。伊平屋戦では選手達は緊張していたが、途中から落ち着いて(各自の)役割を果たせたと思う」と振り返った。その上で「守備が荒削りなので強化したい。そこからコンビバレーができたら面白いチームになる」と、今後の意気込みを語った。
友利浩之介主将は、「小禄戦はチームに乱れが出て苦戦した。決勝は、ブロックを抜かれてもしっかり拾ってくれてリズムが作れた。次は、先輩たちが4年前に1位を取った中体連で、自分たちも優勝したい」と話した。