活躍者が自身を語る/前浜でトークイベント
「蟹蔵」の吉浜代表ら出演
県内外、国内外で活躍している県出身者や県内在住者らが自身の仕事などについて語るイベント「O+ Connecting Okinawa(オープラス・コネクティング・オキナワ)」が29日、与那覇前浜ビーチで行われた。宮古からは伊良部島でマングローブカニを養殖している蟹蔵(かにぞう)代表の吉浜崇浩さんが出演し、養殖を始めたきっかけや島の自然保護の必要性などを語った。
同イベントは招待制で、事前応募のあった555人から選ばれた50人が那覇空港に集合し、日本トランスオーシャン航空の同イベント専用機で宮古入りした。
会場で話をしたスピーカーは吉浜さんのほか、ジュエリーデザイナーの新里明子さん、工学研究者の玉城絵美さん、石垣焼窯元の金子晴彦さん、起業家の河村哲さん、世界マスターズ陸上金メダリストの譜久里武さん、シンガーの上間綾乃さん、理学博士の新里宙也さんの8人。それぞれが自身の仕事についてや日ごろから心掛けていること、信念などについて語った。
吉浜さんは県外から故郷の伊良部島へ戻り、カニの養殖を始めるまでのいきさつなどを紹介するとともに、伊良部島の自然環境が開発などにより変化している現状を示し、「観光客に今残っている自然の美しさを体感して感動してもらい、地元のカツオやマグロやカニなどを食べて幸せな気持ちになってもらい、地元の人たちの気付きも始まり、みんなで島の自然を守っていこう、島の環境を良くしていこうという関心が高まれば、自然環境は守られていくのではないかと思う」との考えを示した。