11月に宮古島大会/実行委設立
全国重要無形文化財保持団体協
11月9、10の両日、宮古島市で開催される第26回全国重要無形文化財保持団体協議会宮古島大会に向け、大会実行委員会が1日、発足し、市役所平良庁舎で第1回実行委員会が開かれた。会長に下地敏彦市長、副会長に新里玲子宮古上布保持団体代表、宮國博市教育長が就任した。県内外から同協議会の14加盟団体の関係者ら約150人が来島する予定。宮古島での開催は2001年以来、13年ぶり2度目となる。
大会と併せて開催される第25回重要無形文化財保持団体秀作展「日本の伝統美と技の世界」は11月9日から19日まで市総合博物館で行われる。
協議会は、重要無形文化財の保持団体に認定されている14団体が連携して、貴重な国民的財産である伝統技術の保存活用を目的に1992年に結成された。
認定団体は、新潟県南魚沼市・小千谷市の越後上布・小千谷縮布技術保存協会、大宜味村の喜如嘉の芭蕉布保存会、宮古島市の宮古上布保存団体、久米島町の久米島紬保持団体など。
大会は、関係者が一堂に集い、伝統工芸の将来展望を真摯に模索することなどを目的に開催される。主催は同協議会、共催は大会実行委員会、市、市教育委員会。
この日の実行委員会では、大会の実行委員会会則や事務局庶務規定、実行委員会役員選任、実施要綱・同秀作展の実施要綱および予算の4議案を承認した。大会予算は753万円。
会長の下地市長は、大会の趣旨や内容などを述べた上で、万全な受け入れ態勢に期待を寄せた。副会長の新里氏は「市・県・国の絶大な支援で伝承が受け継がれている」と感謝の意を表した。
大会実行委員は次の皆さん。
会長=下地敏彦(市長)▽副会長=新里玲子(宮古上布保持団体代表)、宮國博(市教育長)▽委員=下地ヨシ(宮古苧麻績み保存会長)、長濱政治(副市長、宮古織物事業協同組合代表理事)、大城裕子(宮古島市文化協会長)、豊見山健児(宮古島観光協会長)、下地義治(宮古島商工会議所会頭)、垣花和彦(市観光商工局長)、仲宗根均(市教委教育部長)、川満広紀(同生涯学習部長)▽監事=砂川定則(市会計管理者)