中学男子 横田恵叶が連覇/本社主催小中卓球大会
女子は砂川初V/ダブルスは牧志兄弟制す
第19回宮古毎日新聞杯全宮古小学・中学生卓球大会(主催・宮古毎日新聞社、主管・宮古卓球連盟)が7日、宮古島市総合体育館で行われた。中学生男子は平良3年の横田恵叶(けいか)が大会連覇を達成、同女子は同1年の砂川風子が初優勝を決めた。中学生ダブルスは平良の牧志卓磨・侑武(あつむ)兄弟が制した。小学生高学年は北5年の砂川藍衣さん、同低学年は南2年の上地悠生君がそれぞれ優勝した。
今大会には、小中学生人がエントリー。個人戦のシングルスとダブルスの計5部門で頂点を争った。
前回中学生男子の部を制している横田は、順当に予選リーグを突破して決勝トーナメントに進んだ。
準々決勝では男子の部にエントリーした1年女子の宮国悠乃と対戦した。女子選手特有の返球に苦戦を強いられたが、フルセットの末に難所を切り抜けた。
準決勝、決勝は冷静にゲームメイク。日ごろの練習仲間の兼島幸祐、兼島研斗を下して連覇を飾った。
中学生女子の部の出場者は2人。平良の砂川が宮国に勝って優勝を決めた。
中学生ダブルスは、牧志兄弟の息の合ったプレーが随所で光った。優勝候補筆頭の横田・兼島研斗組が女子の砂川・宮国組に敗れるという波乱もあった。
大会に出場した男女中学生の実力は県内トップクラス。平良中は九州大会でも団体準優勝を勝ち取っている。この日も各部門でハイレベルなラリーを見せ、観戦者を驚かせていた。
小学生部門でもレベルの高い試合が見られた。特に高学年の部を制した砂川さんは、先日の全国ホープス大会兼全日本選手権大会県予選女子ホープス部門で3位に入った実力者。その力を発揮して頂点に立った。
開会式で宮古毎日新聞社の平良覚社長は「小学生、中学生共に沖縄県のトップレベルの選手が参加している大会であり、主催者として誇りに思う。きょうは日ごろの練習の成果を思う存分発揮して楽しい健康な汗を流してほしい」と児童生徒に語り掛けた。
この後、宮古卓球連盟の安谷屋満会長に県大会への選手派遣費を贈呈。安谷屋会長は感謝した上で「今年は良いメンバーがそろっている。男女ともNHK杯(県大会)を制してほしい」と激励を込めた。
結果は次の通り。
▼個人戦シングルス
【中学生男子】優勝=横田恵叶(平良)▽準優勝=兼島研斗(同)
【中学生女子】優勝=砂川風子(平良)▽準優勝=宮国悠乃(同)
【小学生高学年】優勝=砂川藍衣(北)▽準優勝=方祥人(平良第一)
【小学生低学年】優勝=上地悠生(南)▽酒井啓乃亮(同)
▼個人戦ダブルス
【中学生】優勝=牧志卓磨・牧志侑武(平良)▽準優勝=本村葵・兼島幸祐(同)