看護師の仕事体験/宮古病院
週間ちなみ 高校生23人
「看護週間」の関連事業として、県立宮古病院(本永英治院長)で12日、地域の高校生を対象とした「ふれあい看護体験」が行われた。宮古地区の4高校から男子2人、女子21人の計23人が参加し、看護師の仕事の魅力を体感した。
この取り組みは、実際にその仕事を体験することで看護に興味を持ち、看護の道に進むきっかけや目標を持つ機会とすることなどを目的に毎年実施されている。
参加した生徒たちに対して本村悠子副院長は、看護師の仕事の概要やその魅力などを紹介し「看護師の仕事をいろいろ体験しながら患者や病院のスタッフとのふれあいを通してこの仕事も魅力を感じてほしい。そして、将来私たちと一緒に働く仲間がこの中から1人でも多く出ることを期待している」と話した。
参加した高校生たちは、車いすの扱い方を実際に体験した後、グループに分かれて担当の看護師とともに病室を回りながら、入院患者と話をしたり、食事の介助のほか、歩行が困難な患者を車いすで散歩に連れて行くなどの手伝いに挑戦した。
産婦人科の新生児室で赤ちゃんを抱っこした内間唯さん(宮高3年)は「赤ちゃんはとても小さいのに重みもあって命の重みや大切さを感じた」と話した。
上地百華さん(同)も「私は末っ子なのでこんな小さな赤ちゃんを抱くことがなかったので、とても感動した」と笑顔になった。