定数7に10人立候補へ/多良間村
議員選告示まで1週間/村長選の前哨戦として注目
【多良間】任期満了に伴う多良間村議会議員選挙(定数7)は23日の告示まで1週間に迫った。これまでに現職6人、元職1人、新人3人の計10人が立候補を予定している。6月25日に投開票される、同村長選の前哨戦としても注目が集まる。村議選の投開票は28日。
現在の村議会の与野党構成は、与党2人、野党5人で、与党少数となっている。
伊良皆光夫村長を支える与党が、過半数を占めるかが争点。初めて女性が立候補する予定だ。
これまでに立候補を予定しているのは、現職が渡口直和氏(64)、豊見城玄淳氏(71)、富原安則氏(66)、豊見山正氏(62)、本村健次氏(52)、森山実夫氏(66)。
元職は嘉手苅光徳氏(66)。
新人は安里三喜男氏(59)、富盛裕香氏(49)、福嶺常夫氏(71)。
羽地隆憲氏(60)は勇退する。
2013年の前回選挙では現職、新人ともに5人の計10人が立候補し、現職4人、新人3人が当選した。投票率は98・23%と、有権者のほとんどが投票し、最下位当選と次点との差はわずか1票だった。
3月1日時点での有権者数は834人(男性460人、女性374人)で、前回より70人減少している。
一方、村長選は現職の伊良皆光夫氏(61)と、前職の下地昌明氏(65)が出馬を表明しており、前回同様2人による一騎打ちの公算が高まっている。13年の前回選挙では、伊良皆氏が11票差で初当選を果たしている。
村議選の立候補予定者は、伊良皆氏支持が豊見城氏と富原氏(以上、現職)、嘉手苅氏(元職)、安里氏、福嶺氏(以上、新人)の5人。
下地氏支持は、渡口氏、豊見山氏、本村氏、森山氏の4人で、全員が現職。
富盛氏は中立の立場を示している。