宮古そば食べて活躍を/宮高後援会
総体開催前に全生徒に振る舞う
生徒たちの部活を支援する宮古高校後援会(松川勝光会長)は来週から県高校総合体育大会が始まるのを前に、17日の昼休み時間に激励の意味を込め校内で生徒全員にそばを振る舞った。
同校後援会は今月、会長が交代したが、そばでの激励は狩俣勝成前会長が企画。2日間行われた中間テストの最終日で、高校総体に向け各部の部長らが決意を示すとともに校長や生徒代表が選手たちを激励する推戴式が開かれる同日に実施された。
会員を中心に保護者や教諭らが協力して前日から準備を進め、生徒と教職員合わせて約1000食分を用意。昼休みを告げるチャイムが鳴ると、そばが用意された校舎入り口周辺などのテントに生徒たちが集まり、列を作ってそばを受け取った。
狩俣前会長は「高校総体に出場する選手や生徒たちを激励しようと企画した。学園祭のPTA食堂でそばを販売したところ800食が完売するほど反響が良かったのでそばを提供することに決めた」と説明する。
平良智枝子校長はこの企画について「大変うれしくありがたい。子供たちの士気も高まると思う。1000食も用意するのはなかなかできないこと。保護者のパワーはすごいと思った」との思いを述べた。
ハンドボール部に所属している上田怜生君(1年)は「こういう形で保護者が生徒と一体になって大会へ向けて頑張ってくれることはうれしい」、放送部の源河千春さん(2年)は「子供のことを思ってしてもらえるのはうれしい。高校総体ではないが6月に大会がある。そばを食べて元気が出たので、良い成績が残せるよう頑張りたい」とそれぞれ謝意を示した。