商品開発のポイント学ぶ/商工会議所主催
市内の事業所などが連携した新しい宮古島の特産品開発を支援する全6回のセミナー「宮古島の宝物 つながる・つなげるプロジェクト」(主催・宮古島商工会議所)の第1回目となるスタートアップセミナーが22日、商工会議所会議室で開かれた。参加者たちは商品開発する上で考えるべきポイントやこれまでの事例などを学んだ。
同セミナーでは、特産品プランのぐち代表で県よろず支援拠点コーディネーターを務める野口正幸氏が商品開発について講話を行ったほか、まだ世に出ていない地方の「こだわりの商品」を競い合う「にっぽんの宝物グランプリ」総合プロデューサーの羽根拓也氏が同グランプリと、その宮古版「宮古島の宝物グランプリ」について紹介したほか、「宮古島の宝物グランプリ」受賞者が商品の開発事例を紹介。全6回のセミナーの中で3回のワークショップを担当するクリエイティブファクトリー・パパラギの中村美樹氏がワークショップで取り組む商品デザインなどについて説明した。
野口氏は「売れる商品づくり」のポイントとして、ほかとは違う宮古島らしいセールスポイントを出すこと、文化や風習を意識したストーリー性を出すこと、宮古島でなければ買えないことなどを挙げた。商品を販売する上では、売上を上げる▽利益を上げる▽イメージを上げる-の3点に留意していることなどを紹介した。
会場には商品開発に関心がある事業所の職員や個人など約30人が来場し、熱心に話を聞いた。