5日間の選挙戦に突入/多良間村議選告示
1カ月後の村長選を占う
【多良間】任期満了に伴う多良間村議会議員選挙(定数7)は23日告示され、現職6人、元職1人、新人3人の計10人が立候補を届け出た。各候補者は農林水産業の振興や過疎化対策などを政策に掲げ、5日間の選挙選に突入した。投票は28日、即日開票される。6月25日投開票の村長選の前哨戦として位置付けられており、結果が注目される。村選挙管理委委員会(豊見山登委員長)が発表した22日現在の有権者数は817人(男性455人、女性362人)。前回選挙より87人減少した。
立候補したのは届け出順に豊見城玄淳氏(71)=無所属現、富原安則氏(66)=無所属現、渡口直和氏(64)=無所属現、嘉手苅光徳氏(66)=無所属元、安里三喜男氏(59)=無所属新、富盛裕香氏(49)=共産新、福嶺常夫氏(71)=無所属新、豊見山正氏(63)=無所属現、森山実夫氏(66)=無所属現、本村健次氏(52)=無所属現。
4年前の2013年の選挙には、現職、新人ともに5人が立候補し、現職4人、新人3人が当選した。投票率は98・23%と、有権者のほとんどが投票し関心の高さを示した。
立候補の受け付けは午前8時30分から村役場2階会議室で行われ、立候補を予定していた本人やその代理人らが「宣誓書」など必要書類を提出し、選管委員の審査を受けた。
受け付けを済ませた候補者は、街頭演説用腕章や自動車(船舶)標示物など、いわゆる選挙の「七つ道具」を受け取ると、各選挙事務所で支持者らに立候補の届け出を報告し支持を訴えた。その後、村内8カ所に設置された掲示板にポスターを張り出した。
村選管の豊見山委員長は「4年に一度の選挙。トラブルのないクリーンな選挙に徹してほしい」とコメントした。
期日前投票は24日から、村役場1階会議室で27日まで行われる。時間は午前8時30分~午後8時まで。前回選挙では有権者の約60%が期日前投票を行っている。
投票は28日午前7時~午後7時まで、村役場1階ロビーで行われ、午後8時から同会場で開票作業が行われる。