新代表理事に下地さん/宮古タクシー事業組合
宮古タクシー事業協同組合の新しい代表理事に就任した下地隆之さん(まるちく代表)と、専務理事の山里克洋さん(丸一タクシー代表)は5月31日、同組合事務局で会見し、「乗務員不足の解消や資質の向上、禁止されている白タク行為への対応策などに取り組んでいきたい」と抱負を語った。
5月24日の同組合定期総会で、任期満了に伴う役員改選が行われ、全会一致で承認された。任期は2年間。
会見で下地代表理事は「クルーズ船の寄港で売り上げも相当伸びているが、乗務員不足や白タク問題など課題も多い。今後、タクシー業界がますます発展するよう新役員で取り組んでいく」と決意を表明した。
その上で、大型クルーズ船に対応するための岸壁やターミナルの整備、下地島空港と周辺用地の開発計画などを紹介し「今後も観光客は増加する。それに伴い受け入れ体制をしっかりしないといけない」と指摘。「観光客を受け入れる最初の人がタクシー運転手。宮古に来て楽しめるのかは迎え方で変わる。観光客に気持ち良く過ごしてもらうためにも、乗務員の質とサービスの向上に努め、宮古観光のイメージアップにつなげていきたい」と語った。
山里専務理事は「新しい代表理事とともに粉骨砕身頑張りたい」と述べ、女性乗務員や中国語などの語学養成に積極的に取り組む考えを示した。
新理事には砂川能樹さん(八千代バス・タクシー代表)と、高良塁さん(かりゆしタクシー代表)がそれぞれ選ばれた。
同組合はタクシー会社13社で構成している。