沖電に感謝状を贈呈/県消防指令施設運営協
通信指令業務の運営に貢献
県消防指令施設運営協議会(平田浩一会長)は2日、沖縄電力に通信指令業務の安定的な運営に多大な貢献をしたとして「協力功労」の感謝状を贈呈した。
県消防司令センター(嘉手納町)は、増加する携帯電話からの119番に対応するため、電柱に張り付けてある管理番号を目標物として正確な災害場所の確定を図ろうと、沖電に管轄区域の電柱管理番号の情報提供を依頼したところ、無償で位置情報データの提供を受けた。
感謝状と記念品の贈呈式は、浦添市の沖電本店本館応接室で行われ、同協議会の平田会長が、大嶺滿社長に手渡した。
県消防司令センターによると、畑や原野など目標物が少ない場所を伝える場合に、通報者が最寄りの電柱管理番号を伝えることで、位置を素早く把握し災害地点の特定ができる。
電柱管理番号で災害地点が特定された事案は、昨年7月1日の活用開始から、今年3月31日までの9カ月間で323件(1日平均約1・5件)となっており、通信指令業務の安定的な運用に大きく寄与している。
贈呈式には協議会から平田会長(ニライ消防本部消防長)をはじめ、安里常要副会長(中城北中城消防本部消防長)、伊禮剛県防災危機管理課副参事、伊波信幸事務局長、田場進吾県主査、宮國勉副センター長が出席した。
沖電からは大嶺社長、仲宗根斉配電部長、阿波根直也配電グループリーダー、黒島直樹副長、中村勝治係長が参加した。