安全、安心な職場環境を/宮古地区安全大会
指差呼称でスローガン確認
2017年度宮古地区安全大会(主催・県労働基準協会宮古支部ほか)が6日、市中央公民館大ホールで開かれた。事業主や労働者など約120人が参加。指差呼称で今年度の全国安全週間のスローガンを確認したほか、「安全で安心な職場環境を作っていくため、事業者と労働者が一体となった安全活動に取り組む」などとする安全宣言を採択した。
「組織で進める安全管理 みんなで取り組む安全活動 未来へつなげよう安全文化」をスローガンとする今年度の全国安全週間(7月1日から7日)。宮古地区では毎年、週間の準備期間となっている6月に安全大会を開催している。
大会では主催者を代表して県労働基準協会宮古支部の友利寛忠支部長が「今大会を契機として事業主と働く者が一体となり、自主的に労働災害防止活動に取り組み、宮古地区から労働災害ゼロを目指して頑張ろう」などとあいさつした。
宮古労働基準監督署の宮国浩署長は、労働災害の増加傾向に歯止めを掛け、減少させることに全力で取り組む考えを示し「基本に立ち返って安全対策に取り組んでほしい」と呼び掛けた。
大会宣言では、「安全は企業活動の根幹であり、働く者が安心して働けること、健康でいられることは何よりも優先されるものである」とした上で「大会を契機に、安全で安心な職場環境を作っていくため、事業者と労働者が一体となって安全活動に取り組んでいくことをここに宣言する」などとした宣言案を承認した。
参加者全員で指差呼称を行い今年度の全国安全週間のスローガンを確認したほか、特別講演として沖縄総合事務局宮古伊良部農業水利事業所の勝見崇所長が「宮古伊良部農業水利事業について」をテーマに講話。労基署の大城悠葵監督官は宮古地区での労働災害発生状況、沖縄産業保健総合支援センターの西里えり奈促進員はがん罹患者などが治療と仕事を両立させるための支援などについて説明した。