人口増、福祉向上に全力/多良間村長選
2期目当選へ支持者気勢/伊良皆陣営が総決起大会
任期満了に伴う多良間村長選挙(20日告示、25日投開票)で、現職伊良皆光夫氏(62)の後援会が10日午後、村コミュニティー施設で総決起大会を開いた。多くの支持者を前に伊良皆氏は「人口減対策、福祉の向上、水の問題などやるべきことがたくさんある。これらを実現するためにも力を貸してほしい。2期目に向けて頑張りたい」と述べ、支持を訴えた。
大会には、伊良皆氏を支持する村議や村民の多くが出席。10日後に迫った告示を前に結束を強めた。
はじめに後援会の下地昌義副会長があいさつして詰め掛けた支持者に感謝。その上で「伊良皆光夫には1期4年の実績がある。2期目に向けて支持、支援をお願いする」と述べた。
続いて、村議の福嶺常夫氏、富原安則氏、安里三喜男氏が登壇。福嶺氏は「伊良皆氏は、村民の総意、思いを反映した村政の運営に当たってきた」と1期目の村政運営を評価し、「総決起大会は勝利に向けた大事な体制固めになる。互いの結束を確認しながら支持拡大を図り、圧勝に向けて頑張ろう」と呼び掛けた。
富原氏も伊良皆氏の1期目の村政運営をたたえ「苦難な課題解決のために、伊良皆光夫を当選させるのは必要不可欠。村の振興、発展のためには伊良皆光夫以外いない」と強調した。
安里氏は「伊良皆氏と共感する理念がある。それは人口減少問題への対応と福祉の向上だ」とし、「この課題を解決するためにも伊良皆氏の2期目に向けて団結しよう」と述べた。
この後、青年部の豊見城玄弘部長、婦人部の多良間洋子部長、高齢者代表の武富邦夫さんが続き、伊良皆氏の功績をたたえながら支持を呼び掛けた。
多くの支持を受けて登壇した伊良皆氏は「一人一人の力を借りて前に進むことができる」と集まった多くの支持者に感謝。「掲げた公約を実現し、村民から信頼される行政運営を進めるためにも頑張りたい」と決意を述べた。
伊良皆氏は七つの基本政策を掲げる。産業分野では国営事業による水利用農業の推進や繁殖牛生産の規模拡大を訴え。観光振興に向けた受け入れ態勢の充実のほか、教育環境の整備も重要事項に位置付ける。
待ったなしの行財政改革に加え、石垣航空路の早期再開、光ブロードバンド事業の導入をうたい、人口減少に対応する移住・定住促進事業も打ち出している。
大会の最後は全員でガンバロウ三唱を行い、伊良皆氏の2期目の当選に向けて気勢を上げた。