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【特集】2022年新年号【特集】新年号
2022年1月1日(土)8:51

来間にワーケーション施設/下地

未来農業の在り方提案/ヤッカヤッカコリビング
企業によるワークショップ開催

 

離島農業の課題解決を探るワークショップが開かれた

離島農業の課題解決を探るワークショップが開かれた

来間島の「ヤッカヤッカコリビング」でワーケーションを行っている企業の日本IBM、KDDIウエブコミュニケーションズは、他の企業などと共催してテクノロジーによる離島農業の課題解決を探るワークショップ「共創型アグリテックイベント」を開催し、地域の人たちとの交流を推進している。

畑の環境を探知するセンサー、農業IoT「てるちゃん」を開発したKDDIウエブコミュニケーションズが畑の気温などのデータを提供し、日本IBMがその環境データを解析し生産向上につなげる活用法などを参加した来間島や下地地区などの農家らに説明し、未来の農業の在り方を提案している。

ワークショップで KDDIの小出範幸プロダクトマネジャーは「畑やビニールハウスの巡回の負担を減らすことで作業が効率アップする。畑などの異常にいち早く気付くことで、農作物の品質が向上する。畑の管理しデータの収集分析することが『儲かる農業』につながり、スマート農業への意識が変化する」と説明した。

「てるちゃん」は露地栽培やビニールハウスなどの施設栽培での温度や湿度、照度などを管理し、ほ場などの状況を設定した時間に通知することができる。設定した温度などの条件で異常を検知するとスマートフォンやそれ以外の携帯電話、固定電話に知らせてくれるという。

日本IBM沖縄事業所の櫻井崇所長は「ワーケーションの本当の価値は、交流人口ではなく関係人口を増やすこと」とし、「それにより地域住民と共創型でテクノロジーを活用して課題を解決し、人間・社会・地球環境の持続可能な発展する活動にしていきたい」と抱負を語った。

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