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【特集】2022年新年号【特集】新年号
2022年1月1日(土)8:52

目指すは宮古地区初V

創部1年目の城東中野球部/城辺

 

創部1年目にして県大会二度出場。今年は宮古地区大会での初優勝を目指す城東中野球部

創部1年目にして県大会二度出場。今年は宮古地区大会での初優勝を目指す城東中野球部

創部1年目にもかかわらず、宮古地区では強豪チームに成長した城東中学校野球部。昨年は二度、宮古地区代表として県大会に出場した。ただ、二度とも3位、準優勝での出場だった。今年はチーム一丸となり、宮古地区大会での初優勝を目指す。

統合前から、城辺・西城の合同チームで各大会に出場しており、チームワークは抜群だ。父母会の絆も深く、側面からチームを支えている。

四つの学校が統合してから、生徒たちの表情がみるみる明るくなったと地域の人から評判だ。

学校関係者は「統合に反対する声もあったが、開校後、各学校から集まった生徒たちはコミュニケーションを図ろうと努力した。その結果ではないか」という。

それは12人の野球部員にも相乗効果をもたらしたようだ。

佐渡山和也監督は「子供たちの意識が変わってきている。統合前は無口だった子供が、城東中に通うようになってから明るく前向きな雰囲気になった」と話す。自身が掲げる「野球を通しての人づくり」にも役立っているようだ。

部活のモットーは「グラウンドに入る前と離れる時は感謝の気持ちを込めて礼を」「道具は大切に」

また、選手の自主性を尊重しようと、試合でのサインは「待て」「バント」「バスターエンドラン」などごくわずか。佐渡山監督は「できればノーサインで試合をしたい」と言う。実際に練習試合は基本的にサインは出さない。「自分で考えてプレーする。成功すれば、自信につながる」

外部コーチの宮国良樹さんは小学校のころから選手たちを指導していて、一人一人の性格や得意不得意などを誰よりも知っている。「市や父母会の協力を得て、グラウンド環境も整った。地区大会での優勝に向け心を一つにしたい」と語った。

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