【特集】2025年新年号
2025年1月1日(水)0:05
島民と観光客つなぐ場に たらま食堂オープン
2024年10月に多良間島に新たに「たらま食堂」が地域振興拠点施設すまむぬたらま2階にオープンした。多良間島には食堂が1軒、居酒屋3軒、弁当屋が1軒しかなく、スーパーに届く弁当も宮古島からの取り寄せですぐに売り切れることから、出張で来た人や観光客は食事がとれないなど問題が深刻だった。そんな中、たらま食堂がオープンして、島民、出張で来た人、業者、観光客が訪れて大盛況となっている。
たらま食堂は鉄板焼きがメイン。一番人気なのはMIXお好み焼きと焼きそば。週末は家族連れでワイワイ楽しみながら焼いている。平日は出張の人や業者が来店してくれているようで、村民と来島者が良い具合に分散して来店している。
お好み焼きは山芋を入れてふっくらモチモチの生地になっており、キャベツが多く入っているので野菜も多く摂れる。焼きそばはソース焼きそばで、とても良い香りがして食欲をそそる。
ランチメニューのダントツ人気は特製からあげ定食と沖縄風チャンポンで、体力を使う仕事をする皆さんが好むようなガッツリ飯となっている。
運営するのは沖縄ゼネラルグループだ。有限会社ゼネラルで夢パティオたらま支配人の福屋有子さんは「たらま食堂がオープンした。多良間島になかった鉄板焼き、お好み焼きを皆さんに楽しんでもらえたらうれしい。お店で使っている食材は沖縄本島や宮古島から仕入れているものが多いが、今後は多良間島でとれた食材を使っていきたいと考えている。島の人と観光客の交流の場所になればうれしい。多良間にお越しの際は、お気軽に足を運んでください」と話した。