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2025年1月1日(水)0:04

8月、宮古で「離島甲子園」 島球児が熱戦展開へ 島外から1千人規模で来島 地元で3度目のV誓う

第14回大会で準優勝した2024年の宮古島アララガマボーイズ。地元開催の今年は後輩たちの優勝に期待がかかる=2024年8月14日、市役所

「離島甲子園」として親しまれる国土交通大臣杯第16回全国離島交流中学生野球大会が今年8月、宮古で初開催される。毎年「宮古島アララガマボーイズ」が参加しており、昨年は準優勝。地元開催で8年ぶり3度目の優勝に関係者の期待は大きい。
昨年度主将の平良勝斗さんは「僕たちは惜しくも準優勝という結果だったが他校の選手と宮古代表として野球ができ友情が深まった。宮古の皆さんの協力のおかげで、大舞台で貴重な経験ができた」と感謝した上で、「後輩たちには宮古島を盛り上げるために優勝目指して頑張ってほしい。宮古の皆さん、温かい声援をよろしくお願いします」と話す。

市は市制施行20周年記念事業としても位置付けている。昨年10月に実行委員会(委員長・座喜味一幸市長)を設立。座喜味市長は「全国の離島チームが一堂に会して交流する大会。初の受け入れなので成功に導きたい」と意欲を示した。
大会は全国離島の中学生が一堂に会し、野球を通じて島と島の交流を図るとともに、新たな人間形成や健全な青少年の育成を促進することで離島地域の振興に寄与することを目的としている。

大会期間は8月18~22日。同17日を来島日とし、同18日午後4時から開会式と監督・審判会議、同7時から歓迎レセプションを行う。19日に伊良部球場など4球場(午前9時~)で1・2回戦、20日に準決勝までを実施する。
21日は伊良部球場で決勝を行った後、表彰式・閉会式、野球教室、キャッチボールクラシックを実施。JTAドーム宮古島でさよならパーティーを開く。
実行委は昨年8月に成功に向け準備室(室長・川満紀智スポーツ振興課長)を立ち上げ、昨夏の第15回大会を視察するなど準備作業を着々と進めてきた。
川満課長は、参加予定25チームの選手、監督で計525人。それに帯同する保護者や関係者らも加えた来島者の航空費や宿泊費、飲食費など全体で総額約2億円の経済効果が見込めると説明した。
その上で、「宮古島初開催だが、トライ大会のノウハウを生かしながら、みんなの力を合わせて成功につなげていきたい。全国の離島の皆さんに、宮古島の魅力をPRしたい。球児だけでなく、地元の子どもたちを巻き込んだ大会運営をしたい」と意気込んだ。

川根健一室長補佐や濱川勝平さん、国仲瑠奈さん、下地秀美さん、島尻宗則さんらスタッフは「トライのように多くの協力を得ながら成功に向け力を入れて頑張っていきたい。大人になっても交流がつながり良い人生が歩めるよう、思い出になる大会にしたい」「日に日にみんなの熱量が上がっていくのを肌で感じる。本番で子どもたちが一生懸命楽しんでいる姿を想像しながら成功に向かって勉強しながらいろいろ取り組んでいきたい」などと抱負を語った。

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